応募者増加と採用効率・定着率アップのためにできること

新人採用の悩み

会社の経営者や採用担当者には、次の4つの悩みが年々増大しています。

・求人広告を出しても思うように応募者が来ない

・応募者と面接してみると期待外れでとても採用できる人ではない

・採用を決めていた人から辞退されてしまう

・入社後すぐに退職されてしまう

応募者増加のためにできること

求人広告で会社の魅力を十分にアピールすることです。たしかに、今までもいろいろアピールしてきたでしょう。しかし、それでは足りないのです。とはいえ、採用担当者には、新たなアピールポイントが見つかりません。

そこで、長く働いているアルバイトやパート社員に、率直に聞いてみたらいかがでしょうか。それほど高い賃金ではないのに、働き続けてくれるのには必ず意外な理由があります。

たとえば、次のような話を聞けるかもしれません。

・仕事を教えてもらえるので成長できる

・自分で工夫して仕事を進められるのが楽しい

・休みの日にも一緒に出かけるなど人間関係がよい

・職場の近くにディスカウントショップがあって便利

・社長がユニークで面白い

このような「うちで働くとココがGOOD!」という具体的な話を、より具体的な形にして求人広告に反映させましょう。

また、取引先に対しても「うちの社員ってどうですか?」と聞いてみましょう。

たとえば、次のような話を聞けるかもしれません。

・みんな活き活きしています

・皆さん仲がいいですね

・明るく元気な方ばかりです

・会社の方針に対して素直な感じを受けます

・正直でゴマカシのない方ばかりだと思います

・研究熱心なので見習いたいです

このような「うちで働いている仲間はこんな人たち」という情報を具体的に示して、職場の雰囲気をアピールしましょう。実際のエピソードなど入れると、イメージがわくでしょう。

さらに、会社の提供する商品やサービスの魅力、ライバル企業との違い、地域貢献など会社の果たしている社会的役割、他の会社に比べてこの部門が強いということについても求人広告に活かしましょう。これは、求人広告の役割を超えて、お客様、取引先、金融機関に対する強力なアピールにもなります。

別の角度からの作戦ですが、応募者には「うちの求人広告のどこにひかれましたか?」と聞いてみましょう。評判の良い所は残し、印象の薄い所はけずることで、求人広告を強化できます。

条件にピッタリな人に応募してもらうためにできること

会社としてどのような人に入社して欲しいのか、求人広告に誰にでもわかるようにものすごく具体的に示せばミスマッチを防げます。

たとえば次のような具体化を進めることです。

・パソコンの基本操作ができる方

 →エクセルでPHONETIC,DATEDIF,LOOKUPなどの関数を活用している方

・要普免→日常的に自動車の運転を行い無事故の方

・料理好きな方→毎日料理をしている方

・健康に自信のある方

→学校では皆勤賞、仕事では無遅刻・無欠勤が自慢の方

・コミュニケーション能力のある方

 →初対面の人とも明るく元気に話せる方

このように限定すれば限定するほど、応募者が減ってしまうようにも思えます。しかし「この会社は私を求めている!」と確信した応募者が集まるものです。

採用したい人から辞退されないためにできること

ウソをつかないことです。大げさな表現もいけません。

応募者は求人広告を見て応募するのですが、前後してネット上のクチコミ情報も確認しています。場合によっては、退職者からの情報を得ていることもあります。

また、採用面接の際に、面接担当者や面接場所の雰囲気からウソを見抜くこともあります。

過大な期待を抱かせてしまっては、失望も大きくなります。

わざと欠点をアピールする必要はないのですが、ウソや大げさは徹底的に排除しましょう。

よく見るウソや大げさは次のようなものです。

・研修が充実しています

・残業はほとんどありません

・シフトは相談に応じます

・昇給随時

・正社員登用の途あり

・先輩が親切ていねいに指導します

短期間で退職されないためにできること

せっかく入社したのに数日で辞めていく一番の原因は説明不足です。

次のようなことは新人にとって聞きにくいので、会社から積極的に説明して欲しい内容です。

・入社月の給与はどのように計算されていつ支給され手取りはいくら位になるのか

・どんなときに残業が発生し月平均何時間何円分になるのか

・いつから社会保険や雇用保険に入るのか

・退職金の制度や金額の目安

これらのことは、新人にとって大きな問題ですから、あらかじめ説明しておかないと「思っていたのと違った」というだけで辞められてしまいます。

また、退職理由で意外と多いのが人間関係です。あまり先入観を抱かせるのも良くないのですが、上司や先輩にあたる人とあらかじめ相談して内容を決めておいたうえで、新人に上司や先輩の長所・短所を説明しておくことは、早く会社になじめる点でも有効です。

「この人はここがイヤだな」と思っても、あらかじめ聞いておいた欠点であれば、ある程度は納得のいくものです。ぜひ実践してみましょう。

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解決社労士 柳田 恵一
今のありのままの姿と理想とのギャップをどうやって埋めたら良いのか。「府中柳田」で検索してみてください。そして、お気軽にご連絡ください。

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